いろんな場面で便利に使えるテスターの使い方を紹介します。
テスターとは?
テスターとはマルチメーターとも呼ばれ、電気工作や電気工事でよく使われる測定器です。1台のテスターで、
電圧(直流、交流)
電流(直流、交流)
電気抵抗
ダイオードの順方向、逆方向
導通チェック
周波数
コンデンサの容量
電池の消耗具合などが測定できます。
(テスターの機種によって測定できる項目が異なります。)
測定結果の表示にアナログのメーターが付属している機種とデジタル表示器が付属している機種がありますが、最近では測定結果がデジタル表示される機種が多く販売されています。デジタルテスターとかデジタルマルチメーターなどと呼ばれています。
本稿ではデジタルテスターの使い方を紹介させて頂きます。
交流電圧の測定方法
室内の壁のコンセントの電圧はAC100Vが基準となっております。この電圧は周囲の電源の使用状況等により変化します。(エアコン用や特殊用途の壁コンセントは異なる電圧が基準の場合があります。)
次の画像は、テーブルタップに約1200Wのセラミックヒーターを接続し、セラミックヒーターの電源をOFFからONにした時のテーブルタップの電圧を測定したものです。

セラミックヒータの電源をOFFの時の電圧がテスターに表示されています。この時の電圧は101.6Vです。

セラミックヒーターの電源をONにしたときの電圧がテスターに表示されています。セラミックヒーターに電源をいれた場合、テーブルタップに電流が流れますので、電圧は97.0Vまで落ちました。
テスターの設定は交流電圧測定です。
このようにテスターがあれば、テーブルタップの電圧は簡単に測定できますので、テーブルタップの異常など容易に把握できます。